若貴ではないけれど、財産があるのも良し悪し、という話を。
ちょっとした相談を受けました。
相続税の記入ということだったので、届出関係の記入方法がわからないのかな、と思っていたのですが、いえいえ、そんなことではありませんでした･･･
相続人Aさんは、弟と隣り合った二筆の土地を一筆ずつ相続するのですが、Aさんの土地は道路に面していませんが、弟が相続する一筆（こちらは道路に面しています）より広い土地です。
現在、この二筆の土地は同じ用途に使用されているので、広大地という考え方で税額を算出し、負担割合を面積で按分します。
ここで、Aさんに不満が。
道路が無い土地なので、一筆だけでとらえるとそれだけの価値は無いだろうと・・・。
固定資産税の評価から計算すると、上記で算出した金額の約半分。
だから、それ以外の金額は、道路側の弟が負担すべき。
これ、間違っていないでしょ？余分に負担してもらったら贈与税発生する？と、いうのが、質問でした。
相続財産はこれだけではないので、詳細なしで相談にはのれないのですが、そもそも、固定資産税と相続税の目的が異なっているので一緒にするべきではありませんし、財産分割に関し係争中とのことなので負担割合は取り分と相続分との兼ね合いで、補償する部分（これはこれで係争部分か）として処理すれば贈与にはならないと思いますよ、とお答えしました。
当然、より詳しい話をベースに税務署等に再度確認することをお勧めしました。
ここで、本日のタイトル。
よく、聞きますよね。相続じゃなくて争族って、言葉。
まあ、財産も無いよりはあった方が良いのに決まっていますが、やはり争族になってしまっては、いけませんよね。
亡くなられた方は、仲良くね、っていう気持ちだったに違いないのですから．．．
（それに、本来、０であるところにフッテ湧いたラッキーなプレゼントなのですから、多寡にこだわっては・・・）
ウチは、親からの財産は多分無いので兄弟でもめることはないな、と思いつつ、ラッキーなのかどうかは微妙ですｗ。
若貴も、どうなることやら。美田を残すのも良し悪し．．．＾＾； |
